背中が痒い場合の対処法と解消法



身近な原因

 

 

前項ではちょっと深刻な疾患からの原因についてお話しました。それは重篤な場合に備えてという事で、次はもっと身近な背中の痒みの原因です。

 

まずは「乾燥肌」です。特に冬の時期など空気が乾燥していて水分を奪われがちになり、肌もカサカサで、刺激にも敏感になり、その結果痒い状態になってしまいます。これを無意識に掻きむしってしまうと、いよいよ皮膚が荒れて痒み増すのでやっかいです。これでは悪循環に陥ってしまいますので、多少は我慢することも必要でしょう。

 

衣服では最近流行の化学繊維のインナーが原因になります。特に最近非常に多く見られる原因で、そもそもポリエステルやレーヨンなどの素材は乾燥肌の人には適しておらず、特に背中という部分は面積が広いので、生地とこすれる範囲が広くなり、その分肌の表面が荒れやすいのです。肌が弱いと感じる人は、化学繊維のインナーを控える方がいいかもしれません。敏感肌にお勧めなのは、肌に優しい100%コットン素材でしょう。

 

次はペットです。ペットそのものではなく、飼っているペットについている家ノミやシラミが痒みの原因になります。薬を塗って対処するだけではなく、しっかり掃除、衣服もしっかり洗濯するなど、根本の原因の見直しをしましょう。

 

そして、ストレスが原因で肌が敏感になり、痒くなることもあります。そもそもストレスは万病の元です。普段からストレスを溜め込まないように心がけましょう。